2014/07/01

Hospices de Beaune, Beaune France

去年のクリスマスの時期に、
フランスのBeaune(ボーヌ)のホスピスで見た、
「祭壇画」について紹介させてもらいましたが、
(その時の記事 → ☆★☆

そのホスピスについて書きたいと思いながら、
なかなか実行できておらず、
ちょうど昨年の今ごろだったな、とふと思い出し、
今日の記事にしてみることにします。


『 Hospices de Beaune 』は、
豊かな財を得ることができたご夫婦によって
当時、病にかかっても、ケガをしても
病院にかかることができなかった市民のために
1443年に建てられた病院です。

幸せにも
この世において私に与えられた
この豊かな財産を
このような形で
天上に公開できることが幸せである。

私は、
病と闘う人たちへ
祈りと治療、強い絆をもって
彼らの心と身体を癒す事にしたのです。

これは、
神の慈悲の賜物で
あります。

〜 イヤホンガイドより一部抜粋 〜



15世紀当時のデザインの特徴を
知る事ができる
とても興味深い建築物でもありました。

高い天井を持ち、
正面には祭壇、
中央には、当時ダイニングテーブルが
置かれていたそうです。

両サイドに並んだベッド
この部屋は
回復が見込まれている患者さんのためのものです。

このご夫婦は
とても愛し合い、そして強い絆で結ばれていたようで
「祭壇画」の部屋にも
二人の愛と絆が表現された素敵な絵画が飾られていました。

そして、この病院の建物や医療器具など
いろいろな箇所に
彼らのシンボルが組み込まれていました。

床のタイルのデザイン
二人のイニシャルの間にからむ
樫の木は、
”二人の結合”の意味

これも同じデザイン。
”妻は私の唯一の星☆”
イヤホンガイドより

薬品室の扉には
可愛いステンドグラスのデザイン




毎年秋には、この場所で
ワインのオークションが行われているのだそう。

古い建物を
現代でも使えるようにアレンジして
大切にしている姿勢は
フランスのいいところですね☆



二人の愛の光が
周りにも波及していく
とても素晴らしい形のように
思いました。

アーユルヴェーダの先生がおっしゃる

”同じツールを手にしても
それを使う人のマインドによって
活かし方が変わってくる”

というお話を思い出させられました。


* Beauneの街は、小さいので
歩いて回ることができます。
ホスピスへも
国鉄の駅から歩いて行くことができました。

ホスピスでは、
日本語のイヤホンガイドを借りることができました。
(2013年7月現在)

2 件のコメント:

  1. 日本のホスピスとは少し違うのかなぁ。いずれにしてもホスピスは愛にあふれた場所、心を落ち着ける場所としてたくさんできてほしいです。

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    1. ともこ2/7/14 09:34

      yachiyoさん

      そうですね。ホスピスに限らず、愛にあふれた場所がたくさん広がっていくといいですね。心の中も含めて☆

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