2014/06/20

ブルーな日

梅雨に入る少し前のある日。

何だか理由もなく、気分が上がらない...
特に何があったわけでもないのに...

こんな時は外の空気を感じに行った方がいい!

そう思って、近くの公園に出かけてみる。

そういえば、こういう気分になるのはひさしぶりだな...
なぜこんな気分になってしまったのだろう。

たくさんの樹に囲まれた森へせっかく来ているというのに、
まるで、森の中深いところへ続く小道へ入って行くかのように
その気持ちに考えを巡らせてしまう...


樹に元気をもらえばすぐ元気になるはず!
ほら、あの樹と話せばいいじゃない?!

と自分のハートを全く無視した
”こうすればいい”
”ああすればいい”
”こうするべきだ”
とまるでマニュアルに書かれた"how to"を
ココロに押し付けるようなことを
森の中をあちらこちらへ歩きながら、
ひたすら繰り返す。
それが自分のココロにいいはずだ!
と決めつけて。




こんな気分何年ぶりかな...
こんなのイヤだな....

などと、
沼の中に足を取られたかのように
自分の頭の中から
その思いが離れないまま。

あーあ、仕方ないか...
こんな日もあるか...

そう考えることにして、
この森でもうしばらくこのまま過ごすことに決め、
そのまま歩く。

新緑が美しいので...
(後で見るかどうか分からないのに)
立ち止まって、何枚を写真を撮ったり、
歩いたり。

それを繰り返していたある瞬間。
再び写真を撮りたいと思い、
カバンから携帯電話のカメラを
取り出そうと思ったら、

あっ!

携帯電話が手元から”するり”と滑って
道へ落ちた!

わっ、わっ、割れた!!!!

森の歩道のアスファルトの上に落ちた
携帯電話の画面が
キラキラ..。

何が起こったのか、
目の前に起こっていることが何なのか、
認識できないまま、

そのキラキラと光り
さっきまでは通常に使用できていた携帯電話の
全く違う様子を見ながら
固まってしまった。

その携帯電話を地面から取り上げるわけでもなく
上から眺めながら、

あれ、これキレイかも〜、

脳の中では、
”事の重大さ”まで考えが至っていないようで
しばらく
そのまま、落ちた携帯電話を眺めてしまう。

し、し、しかし...
だんだんと脳の回路が開通したようで、
”購入してまだ3ヶ月も経っていない”
携帯電話の画面は

”確かに割れている...”

とそこで認識。

うわっ、どうしよう。

え、え、えー!

これまで携帯電話を落とすことは
何回もあったけれど
画面が割れるなんて...
そ、そんな...。

ココロが急に忙しくなって
ああだ、こうだと
目の前に起こってしまったことを
どうしたら元に戻すことができるのかと
考え始める。
(いや、もう戻せないのだが)

森の中心で、
慌てる。

すると、気がついた。

あれ?
さっきまでのブルーな気持ち。
どこに行った??

沈んだ気持ちを
あんなになかなか”上げる”ことができなかったのに
今の私のココロは、
”そうであった”気持ちのことを
すっかり忘れてしまっている。

その”部分”だけが
すっぽり取り外されて、
どこかへ飛んで行ってしまったかのよう。

なーんだ。

”自分はブルーだ、今日は気分が上がらない”と
一生懸命にそちらへフォーカスしていたのだな、

そちらの方向へまるでエネルギーを注いでいたかのようだったな、と

そんな"気づき”があった
ちょっとした事件の日でした。

2 件のコメント:

  1. あー、落ちたところがアスファルトだったのですかー(>_<)
    3ヶ月ならカスタマイズもまだだし、データもそれほどでもないし、良かったかも。そちらに気持ちが向いて、しずんだ気持ちが晴れたのならー。きっと、身代わりかもな。沈んだ気持ちが続いて、良くないことがおきなくて良かった(^o^)/
    私は林試の森に良く行きます。
    この前は武蔵小山まで歩いたけど、ともこの家はもっとうちに近いのよね♪

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    1. ともこ21/6/14 10:36

      yachiyoさん

      そうなんです。アスファルトの上だったのですよー(涙)。そうですね、少しの出費で新しい電話へ交換してもらうことだけで、心のモヤモヤがなくなったのであれば、とてもラッキーだったなと思いました。ありがとうございます!

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