2014/10/31

南仏の旅(5)Grotte Sainte Marie Madeleine マグダラのマリアの洞窟

 Massif de la Sainte-Baume(サント=ボーム山塊)
からの眺め
中断している『南仏の旅』の続きを。

私がこの年、フランスへ旅した大きな目的のひとつが、このSainte-Baume(サント=ボーム)にある洞窟を訪れることでした。フランスへ渡ったマグダラのマリアが晩年の約30年ほどをこの洞窟で過ごしたと言われているそうです。キリスト教の巡礼地にもなっているようで、私が訪れた日もわりとたくさんのフランス人観光客が来ていました。その年の5月にセドナで過ごした私は、急にここに行きたい気持ちになり、南仏への旅を決めました。


2011年夏当時の情報

ルートはいくつかあるようでしたが、
私が行ったルートでは、
入り口にあった上の看板から
約30分くらいで上の洞窟に到着しました。


途中には、このような手洗い場もあり...


気持ちいい緑の中を歩き...


最後に石段があり...


下が入り口


入り口を入り、少し歩くと
「マグダラのマリアの洞窟」の入り口が見えます。


中に入ると祭壇が...

洞窟の中の祭壇



感想は...
洞窟の中は、
とても涼しくて気持ち良かったのですが、
かなり陰のエネルギーが強かったようで
あまり長い間その場で過ごすことができませんでした。

確か...
「マグダラのマリア」の髪の毛が保存されているという
(記憶が定かでないので間違っていたらゴメンナサイ)
美しい入れ物も展示?されていましたが、
その場でも
一瞬しか過ごすことができず、
すぐに洞窟から出て来てしまいました。

何をしに行ったのか!??
というくらい短い滞在でしたが、
その後、
目指した場所があります。

それは、また次回お伝えしたいと思います☆。

2014/10/30

温泉でワークショップ

今、手荒れに悩まされています...。
トホホ...もー、かゆくて、かゆくて。

元々、肌が弱いので台所で水仕事をする時には手袋をするようにしており、ある程度保護できていたと思う。海外に行くと不思議と治るので、それこそ「やっぱり日本の水が合わない」と友人たちと笑っている(それは冗談です。一応書いておくと、私は日本のことが好きで、日本に住みたいと思っている)。

いろいろ考えた結果、どうやら飲料水からの影響を受けているらしいという結論に至った。なので、友人から話を聞いたりしながら、いろんなところの水を飲み比べたりしている。

今週、ひさしぶりに会う友人とその話をしていた時、彼女は最近ウチの近所の天然温泉に時々行っていると聞いた。そして、そういう症状だったら温泉に行ってみたらいいよとアドバイスをもらった。

うわぁ!なぜ私は思いつかなかったのだろう...

最近、鹿児島の”温泉水”だって飲んだし、2年ほど前の秋、夏の疲れをどーんと感じていた私は、箱根へ”湯治”にだって行ったこともあった。なのに、温泉に入れば、皮膚にいい影響があるに違いない!とぜーんぜん思いつかなかった。

まぁ、それはいいとして。

ということで、昨日はその温泉に行ってくることにした。予定していた時間より早めにその温泉に到着したら、けっこう混雑していた。うーん...もう少し遅めに来れば良かったな...と考えつつも入る事にする。

少しぬるめに設定してある温泉の中でゆーっくり過ごすことにした。手は必ず水の中に入れておくようにしながら。

しばらくして、気がつくと”常連さん”らしき年配の女性たちに囲まれていた。すると、そのメンバー同士で井戸端会議??が始まり、そのうち、健康についての”知識披露大会”へと話題が移り、「◯◯さんは、△△(←薬の名前)の飲み過ぎなのよー」「そうそう、」などの会話のやり取りが。

へー、そっかぁ、ふむふむと(聞こうとしているわけではないが)聞こえてしまうので...一人ひっそりとおつきあいしていると、3歳の子どもを連れた母子ペアが同じお風呂に入って来、いっせいに女性たちの興味がその子どもに向いた。

「まぁ〜、可愛いわね〜。いくつ〜?」

そのやり取りの流れで、一人の女性が「いやー、今の子はみんな可愛いわよねー」「そうそう、”ハズレ”がない」(ん!?)「だってママたちだって可愛いものー。」「昔はね、鼻垂らした子とかしょっちゅういたけれどね」....と今度は昔の話になる。

すると別の女性が「だって、今の子たちは”違うところ”から来ているから。だからキレイなのよー。」

おや?おばさま!?と思っていたら、

「だって、ほら、私たちは”あいうえお...”と上から下へ書いていたでしょ。今の子はね、横に文字を書くのよー。」という説明。

それが説明になっているようには感じられなかったが、とにかく『若い魂は”自分たちとは違う”』ということを言いたいらしい。おばさまは”どうして若い魂が”違うところ”から来ていると言えるのか”という理由を説明した気になっているようであった。周りの人も理解したのかしていないのか分からなかったが、そう気にしている様子ではなかった。ここでは、自分の言いたい事を話して、みんなに聞いて受け止めてもらって...そんなルールが自然と成立しているようだった。

そのうち、また別の話題になり、今度は...昔の遊び、現代の子の遊び...等々。そして、昔と今の食事の違いに話題が移り変わり...

同じおばさまが、今度は「やっぱりね、親の愛情が大事なのよね、”おふくろ(お袋)”の味が。今はね、”お”がなくなっちゃったのよ。”ふくろ(袋 ・パッケージ)の味”になっちゃったの。だからいけないの。」と言う。

うぁー、上手い!そっかぁー。

感心してしまった。おばさま、上手!座布団を1枚あげたくなった。

「だから、今なんて結婚祝いに”包丁”はいらない、”ハサミ”が欲しいって言うんだって。”袋”を開けるために。」

それは本当かどうか分からないけれど、食生活の変化をそのように描写していたおばさまに感心してしまった。

井戸端会議に始まり、ご近所の神社情報、健康情報、温泉の治癒力情報... 常連さんたちは、毎日その話を繰り返しているのかもしれないけれど、私は、ちょっとしたワークショップに参加した気分になってしまった。温泉代だけでいろいろ知識をいただいたなーと感じた昨日の”自分メンテ”の日でした。

肝心の手の指の症状ですが、今のところカユミなし!治りかけの時に再びかゆくなり、かいて悪化させる...の繰り返しだったのでこれは大きな進歩!手持ちの薬を付けたこともあるのですが、その時の治癒の過程の様子とも違う印象。かきむしったキズに”かさぶた”のようなものはできず、そのまま”皮膚”に戻っていっているような様子に見えます。
しばらく温泉通いをしてみようと思っています。


長野県駒ヶ根 中央アルプスの水
8月なのに、水が超冷たかった!!
水って大事...☆


2014/10/24

秋の散歩道




昨日は、夕方になって雨が止んだので、
このところ引きこもり気味で
すっかり運動不足になっているから...と、
公園へ歩きに行くことにする。

あてもなくふらふらと、
雨で潤いを得た樹々の間を歩く。

意識していたわけではない、たぶん...
けれど、ここへ来ると、
いつのまにかと言って良いのかな?
この樹の前にたどり着き
その樹の前にしばらく立つことが続いている。



アメリカトネリコの樹

しばらく、この樹の前に立っていると...
冬の寒い日に
冷えきった足を突っ込むと
じわじわとその足を温めてくれるコタツのような??
温かさをハートに感じる☆

確かに、
そのトネリコからは
大きな包容力を持って
保護してくれるような温かさを感じ、

様々な経験から得られた豊富な叡智をも持っているかのような
とても頼りがいのある
奥深い人柄のようなものを感じる。


しばらく過ごしていると、
自分の足の下から
たくさんの根が生えて、
その場に力強く
”スタンディング”しているような感覚が伝わる。


そういえば、
ケルトでは、
『トネリコ』は、
”変容・変化”と関わるとされている樹☆

また、
世界とのつながりを失ったように感じる
”孤独な人間”のスピリットを助けるカギとなり、
所属感や目的意識を与えてくれ、
グラウンディングの力も強いと言う。

あれれ☆
私ったら孤独感を感じていたのかしら。


『 自然は、
常に自らの自然のバランスを求めるもの。

自然界の一部である私たちは、
樹々、植物、川、海、山、クリスタル、鳥、動物、そして昆虫..
これらのそれぞれの存在とは親戚であり、
それらとお互いに調和をとりながら
私たちは、”ガイア”の重要なパーツである
この地球を癒すことができる。

ハートとマインドをひらくことによって
私たちは、先祖や自然から
その叡智をシェアしてもらうことができる。』


そんなケルトマジックの叡智を思い出す。

”トネリコ”の支配星は「宇宙」、クリスタルは「ターコイズ」。
具現化のためのシンボルのひとつ。

お願いごとをすると良いと言われる新月のタイミングとも
重なったことは偶然なのか。


雨の日々が続き、ちょっと太陽のエネルギーが
恋しくなっていた秋の午後でした。