2016/09/13

沖縄旅5☆ てだのふぁとの思い出再び






少し高いところへ行って、
これから渡る久高島を眺めながら、
 

ずっと行ってみたいと思いながら、
何年か心の中で温めていた久高島への旅がやっと実現し、
嬉しく思いながら、


落ち着いて考えてみると、


偶然、6月の満月の日に重なっていることに気が付き、


そして、
次の日は夏至であることに驚き...


たまたま、急遽決まった沖縄のショーへの参加だったのだけれど、


この重なった驚くような偶然に


いや、これも必然だったのかなぁと、
感慨深く思ったりしながら、その場所で過ごし、


船の時間まで、
まだ1時間ほどあったけれど、


船に乗る前に、
島へ持って行くものの整理とか、いくつかしたいこともあったので


少し早めに船乗り場に向かうことにして、
車を再び走らせていると、


船乗り場へ、
あと少しになった時…


左側の歩道、私の助手席側の歩道を歩いている
黒いランドセルを背負った男の子2人が視界に入った。


そして、よく見ると、
一人の子が、親指を立てていた。


ヒッ、ヒッチハイク!??


小学生がヒッチハイクをしてるなんて!
初めて見た!


本当に??


と、ビックリし、
ふざけているだけなのだろうと思ったりもしたけれど、


車を止めて、聞いてみることにした。


助手席側の窓を下げて、
 「本当なの??」


と声をかけてみた。


すると、


そのうちの一人の男の子が、

「はい。
忘れ物を取りに教室へ戻ったら、バスに乗り遅れてしまって。
今日は足が痛いから…」


と言い…


そんな事情ならば、
”子どもを甘やかす”ということには、ならないだろうし
と考え、


「家は近いの?」と聞くと、


「〇〇です」と
地名を言ってくれたけど、


「あ、ごめん。
私、地元の人間ではないから分からないんだー」と伝え、


聞くと、
その場所からあまり離れたところではないとのこと、


私が向かっている方向だったようだったし、


私の方は、船の時間はまだたっぷりあるし、
乗せてあげることにした。


ヒッチハイカーを拾うなんて、初めてで、


これからもあまりそんなことは
しないだろうけれど、
ここは日本だし、相手は小学生だし、


当然だが、怖いなんてことは全く感じず、


初めての経験と体験することになったことと、
一人旅が一気ににぎやかな楽しい旅となりそうで、ワクワク楽しく思った。


「後ろの座席に、スーツケースを乗せているので、
それをトランクに動かしたら、後ろに二人とも乗れるけど、いい?
乗って行く?」
と告げると、


「ありがとうございます!」
とのことで、


早速、トランクを開けようとするのだが、
トランクの開け方が分からず…


あれこれやっていたら、
大きい方の男の子が簡単に開けてくれ!


小学生も高学年になると、頼もしいものである。


無事にスペースを作り、小学生男の子2人を加え、
3人でのしばしの旅が始まった☆


聞いてみると、
二人は、5年生と6年生で、
兄弟ではないけれど、同じマンションに住んでいるらしい。


「ヒッチハイクはよくやるの?」と聞くと、


「いや、やらないです。弟はよくやってるけど。」と返事。


「そっか。でも、”誰の車でも乗ったら危ないものね。
気をつけないとねー」などと言いながら、


(私が安全だと証明できるものは
何もないのだが…)と心で思ったりした。


走ってみると、
ピックアップした場所から、彼らのマンションまでは、
歩くとなると、かなりの距離があって、


この暑い中、足が痛い日でなくても、確かに歩くのは大変だなー、


と思い、
(今日は、いいことができたな!)と自分で思ったりした。


そんな楽しい時間は
毎度のごとく、あっという間で、
「あ、あそこです!」と男の子の言うところで、右折して、
彼らが住むマンションに無事到着☆。


すると、
それぞれが早口で「ありがとうございました!」と
言いながら降りていき、


そして、降りた後も、


車のドアの横に直立し、
そして、体を傾けながら
再度、「ありがとうございました!」と
大きな声で言ってくれて、


そして、
パーっと走って、
マンションへ入っていった。


ここでも、
小学生の高学年が一番礼儀正しいのではないか?
などと考えたりした。


てだのふぁ☆


少し前に響いたキーワードは、
ここでも私に彼らとの触れ合いをもたらし、


沖縄への旅にさらに彩が加わったのでした。


楽しかった、しばしのアドベンチャータイム☆


2人の”てだのふぁ”が幸せな気持ちにさせてくれた時間でした。


さて、今度は本当に船に乗るべく
ふたたび船乗り場へ車を走らせる。


すると、船乗り場でもサプライズが待ってくれていたのでした...☆